「酔っ払いに愛を」




今日も、カンカン照りの暑さでした。
洗濯、掃除、庭師さんが来たり、
六月に亡くなられた方の百か日法要があったりと、
気忙しく過ごしました。
庭師さんってすごいですね。
狭い小さい庭ですが、あの密林をきれいさっぱり、
刈り込んで行ってくれました。
今年は、どこも樹木の成長著しいとのことで、
わが家だけが伸び放題でないと言ってくれました。
はい、慰めされたのだと思っています。

百か日法要は、和やかでした。
20人くらいだったでしょうか。
お寺でのお勤めのあと、この街の名のある料亭に場所を
移して会食。
奥様の心遣いがしのばれる、いい時間を過ごしてきました。
奥様は、9月いっぱいでこの街を離れ、お嬢様御夫婦の
いらっしゃる別の県に引っ越しされます。
寂しいというか、心もとないというか、、、。
まだ、私の気持ちの整理はできていません。


さて、「水脈」の「創連」ですが、もう一巻あります。
「おかじょうき」の熊谷冬鼓さんがゲストで
タイトルは「パラダイス」。
紹介させてください。


「パラダイス」

ガラガラポンと二十年前の恋   靖政

切なさへダブルクリックしてごらん   冬鼓

アルバムの光が束になってくる   詔子

寂しさの罠につながるネックレス   はる香

秋風が吹き抜けていくピアス穴   靖政

抜け道はここかと何度も聞きにゆく   冬鼓 

グレーゾーンの回り道でもよろしいか   詔子

お手々つないでナップの背中焦げ臭い   はる香

火遊びのカラスは山に七つの子   靖政

気付かれぬように鳥語で好きと言う   冬鼓

夢ごごちうっかり波語ききもらす   詔子

海にいて海を忘れて遊覧船   はる香

観覧車うっかり告白してしまう   靖政

あみだくじ逆になぞって次ページへ   冬鼓 

ホップステップ青りんごの樹風景に   詔子

あこがれた都会のすみのパラダイス   はる香


危うい雰囲気の流れを、楽しみました。


今日の画像ですが、この街でちょっとした
夜のイベントがあって、そのポスターです。
「酔っ払いに愛を」。9/3、9/4の2日間あって、
私は、土曜日の夜に、娘を強制連行して出かけたと
言うわけです。
夜の繁華街の小路の夜のお店で、
ダンス、お芝居、落語が行われました。
演者は、この街の住人だったり、何らかのつながりのある人達。
かつて、スナックだったり食べ物やさんだったりした場所が、
小劇場の雰囲気で立ち現われて、すっかり虜になって
しまいました。
好きだなあ、懐かしいなあと、それぞれの「シアター」を
楽しんで来ました。

こちらは、以前にも載せたことのある「たぬき小路」。


たぬき小路を抜けると「五番街」になります。
帰宅は9時頃になりましたが、夜道の風は
程よく涼しく爽やかで、やはり秋なのだと思わされました。



マンモスをグラスの中に眠らせる   玉

「モード」というお店があった五番街    かなえ