ちいさい秋

今日は、からりと乾いた風が吹いて、
空が高く青く、やっと秋という感じでした。
帰り道、半袖のポロシャツだけでは風が冷たく
感じられたほどです。
今日は、二十四節気の「白露」。
[大気が冷えて露ができ始める頃]なんだそうです。
気がつけば、コスモスもすすきもにぎやかです。
お風呂上りに、どっと吹き出ていた汗が今日は
ありません。肌がサラサラと呼吸しているのが
わかります。
多分、これからは一気に秋、そして暑かった日々を
懐かしむような時がくるでしょう。


長野県の樹萄らきさんから「川柳の仲間 旬」№170が
届いています。
今回もらきさんの歯切れのいいエッセイがあり、
川合大祐さんのショート・ショート(?)があり、
もちろん会員さんの川柳も、課題吟、など盛りだくさんの内容でした。
頑張っている様子が、ビンビン伝わってくる一冊なのです。
会員作品から、それぞれ一句ずつ紹介させてください。


こんにゃくの表は笑うはずである   宮本夢実

もうちょっと寝かせておこう化けの皮   樹萄らき

?週間どこかに思いあたるふし   小池孝一

腫れものにさわってくれるお医者さん   原 千春

鳴きすぎたような鳴き足りないような    大川博

泥沼に落ちるがごとくもがく鳥   原 利一

西へ行く帰り道とは違う道   川合大祐

生真面目でいたみどめにも酔っている   池上とき子

愛なんてなくても宇宙の入り口だ   吉平一岳

こんがらかっちゃった定年後の時刻   丸山健三


課題吟の「十(拾)」の

約十でいいではないか皿屋敷   大川博


の句も、面白いなと思いました。


らきさん、楽しいひととき、ありがとうございました。



「バックストローク」の小池正博さんが、週刊「川柳時評」という
ブログを開設なさいました。
小池さんの論、そして、川柳界の諸情報など、必読のサイトです。
 ↓
http://daenizumi.blogspot.com/


今日の画像は、通りすがりに見つけた小さな秋です。
暑い暑いと言っているうちに、着々と黙々と木の実達は
次の季節への準備をしていたんですね。

こちらの画像は、この夏、仕事のようにして入ったお風呂のお供、
入浴剤です。
向かって左は、青森ひばのヒノキチオールの溶け込んだもの、
真ん中は、酵素の入浴剤、向かって右は、ダイエットに効果が
あるというものです。これは、とにかく汗をかきました。
寒くなったら、これにあと二種類ほど加わります。
入浴タイムも趣味のひとつであります(笑)


群集を抜けでる白紙委任状   玉

白い画布風に言葉のあるような   かなえ