「おかじょうき」9月号

今日は、昨日と打って変って雨と曇りの一日。
じっとしていると寒くて、ロッカーに入れておいた
カーディガンを羽織ってしまいました。
そのくせ、外に出るとなんだかモワッと生ぬるいような。
夏の暑さがまだ地面の下に残っているのでしょうか。
そのせいかどうか、雨が降っても、地面の乾きが早いような気がします。
それでも、ひと雨ごとに増す寒さに、いよいよだなって
覚悟を迫られています。


今日の画像は、日曜日の青森行きの途中の、
浅虫辺りで撮りました。
向こうに浮かぶ島の名前は「亀島」だったかな、確か。
この辺を通りかかる時にいつも「海ーっ!」って、
心の中で叫んでしまいます。


「おかじょうき9月号」が届いています。
無人駅」に、この間の県大会に参加なさっていた方のお名前も、
あちこちに見受けられます。
今日、コメントをくださった閑女さんも「おかじょうき」の
会員さんです。
閑女さん、見た感じの雰囲気が、大阪の赤松ますみさんに
ちょっと似ています。


また、好きな句を書かせてください。


恥の数割った西瓜の種の数   三浦昌子

柿の葉の艶を押し売りされている   守田啓子

茄子畑指の先から声がでる   悠 とし子

黒南風やゾウの時間を持てあます   葉 閑女

九月までひとり暮らしを厭わない   吉田州花

生きている海鞘裂いて食う盂蘭盆会   角田古錘

向き合えば傾いだままの金魚鉢   熊谷冬鼓

まあいいか今日はここまであとは明日   櫻庭 聡

心太明日天気になりますか   さざき蓬石

王手飛車 雨ざんざんと一人ぼっち   滋野さち

借り物の一つと考える身体   杉山太郎

たんぽぽの綿毛なんだね友情って   高橋星湖

一カ月後の飲み会が憂うつだ   土田雅子

琺瑯の白にMILKと書いたポット   則田 椿

結び目を解いてからがややこしい   ひとり静

真夜中の第2反抗期の珈琲   ひらく

蝶結びぐらいがいいんですオトコ   前輝

雄叫びをあげてシャッター切ってゆく   むさし


第15回杉野十佐一賞の締切がもうすぐです。
頑張らなければ。


こちらの画像は秋のお茶碗。
描かれている赤と白の花は、彼岸花ではないかと…


今日の玉さんの句は、やはり県大会の席題
「ゆらぎ」工藤まさひろ選の入選句からです。


紫を宿し食中花がゆれる   玉

水曜日ランプ灯せば雨になる   かなえ