川柳の仲間「旬」№175

今日は、また昨日と打って変って暑かった!
午前中は、昨日の雨のせいもあって生ぬるい感じだったけれど、
午後から次第に爽やかな風が吹くようになって、
やっと一息つきました。

さて、樹萄らきさんから川柳の仲間「旬」を送っていただいたので、
そちらを紹介したいと思います。
会員さんの作品から好きな句を書かせてください。


人の声している方が春ですよ   小池孝一

止まり木を折るべらぼうめべらぼうめ   宮本夢実

開かない扉開けない扉 勝負   樹萄らき

てのひらの小さな闇を夜がおおう   大川博

あと一句それは明日の君が詠め   川合大祐

鳩が飛ぶ平均点てなんなんだ   桑沢ひろみ

虹できる位に雨を降らそうよ   原 千春

干物噛むまだ作戦が決まらない   吉平一岳

一目見て心が分る時代あり   原 利一

雪解け水で飲む真実の薬   丸山健三


「旬」を送ってくださるらきさんは、長野県にお住まいです。
あの大震災の翌朝3月12日の早朝に、長野県栄村も、
震度6強の地震に見舞われ、大きな被害を蒙りました。
あまり語られることがないままにきていますが、
やはり被災地なのです。
忘れてはいけないと思います。


被災された方々が川柳を書き、それがあちこちに
発表されるのを目にするようになりました。
私も自分の経験を句にしています。
技巧もなにもない句ですが、書いてしまった「句」です。
書かずにはいられなかった句です。
それが川柳かと言われればうな垂れるしかない出来ですが、
川柳を書いて来た人間として、やはり川柳を書くしかなかったのです。
私ははそれを自分の通過儀礼と考えることにしました。
心の中にある何か解らないものを言葉にすることで、
救われたかったのかもしれません。
救われたかどうかは未だよく解らないでいますが、
書いてかたちにすることで、足元が少ししっかりしたように
感じています。
たとえひとりよがりであっても、評価を求めず、「震災川柳」、
書きたい時はどんどん書いていいのだと確信しているこのごろです。


今日の最初の画像は、この間の日曜日に開催された
歩行者天国の様子です。
幸い雨に降られることもなく、無事終了してほっとしました。

こちらは「昔遊び」や移動図書館の紙芝居や絵本の
読み聞かせの様子。「お手玉」や「めんこ」、「おはじき」、
「こま回し」などで遊べました。
「昔遊びクラブ」なんてのがある小学校もあるそうで、
そこの出身(笑)の女の子、上手かったなあ、おはじき。

こちらは「看板犬」とのふれあいコーナー。
みんな、
キャーキャー言いながら犬を抱っこしてました。

そして、もう常連ですね。
東北フリーブレイズ」のストリートホッケー。
ファンの方々で盛り上がっていました。

「八幡駒」の盆踊りの参加もありました。

そして、今回、一番印象に残ったこのパフォーマンス。
白塗りのどこかおどろおどろしい男性の
「いる、いると言われながら、誰も見たことない河童が
やってまいりました。」の口上から始まって、

口に何やら含んで、

やってくれました!「火を噴く河童」!
あの一升瓶はガソリンだったのですね。
すごい迫力でした。

お顔のアップも少々。


そして踊ります。

こんな風にも、

こんな風にも。

しなやかに力強く。

最後のあたりにまた火を噴いて。

パフォーマンスが終わったらお決まりの「花」ですね。
頭をなでさせてくれるんですが、私ももちろんなでてきました(笑)


大道芸人の芸はやっぱりすごかった!
みなさんも、お楽しみいただけましたでしょうか。


で、こちらは、当日の収穫。
一番奥のパック入りのものは、ウニとほたての炊き込みごはん。
手前のピザ、向かって左はミックスピザ、右はブルーベリーピザ。
石焼き窯のピザで、けっこう人が並んでいました。



玉さんの句は「生きる」の題から。


神様のすっぽんぽんがまだみえぬ   玉

ほととぎす啼けばせせらぎほとばしる   かなえ