今日は、湿度が高く蒸し暑いかと思えば、
ヒヤヒヤとヤマセが吹いて、ちょっと過ごしにくい
一日でした。
それでも、来月1日から始まるこの街のお祭り、
「三社大祭」の練習が佳境を迎えておりまして、
笛や太鼓の音が元気いっぱい、町中にあふれています。
最初の画像が通りすがりに写したその様子です。
少しぐらい寒くても、毎日毎日頑張っています。
さて、おかじょうき川柳社の「川柳ステーション2011」の
結果発表号が届いていましたので、上位入選作品を
紹介させてください。
席題 「石」 奈良一艘 選
秀逸 夕焼けに握り潰されてくダイヤ 須藤しんのすけ
石は捨てたかヒラメ筋鍛えたか 守田啓子
業の深い石だ添い寝をしてやろう きさらぎ彼句吾
オンナという小石が左ポケットに Sin
碑に載せる淫らな足を拭いている 千島鉄男
特選 石だった石段だった母だった 徳永政二
「石」 笹田かなえ 選
秀逸 マチュピチュの石段太陽の欠片 則田 椿
環状列石ほーいみんな元気かい 岩崎雪洲
少年が引き摺ってゆく防波堤 守田啓子
碑に載せる淫らな足を拭いている 千島鉄男
ひばの樽重石にうまく調和する 野呂呑舟
特選 石は捨てたかヒラメ筋鍛えたか 守田啓子
「石」 野沢省吾 選
秀逸 地蔵ぐらぐら迷う幸せだってある 岩崎雪洲
桜雨すべては布石なのだろう 土田雅子
きっと鉱石 中学生のボランティア 斎藤泰子
石になる途中で買ったフライパン 吉田州花
真夜中のところによって石が降る 悠 とし子
特選 叫びたい石が福島にごろり 斎藤あまね
宿題 「気」 千島鉄男 選
秀逸 かさぶたを剥ぐとそこには蒼い空 村井規子
アガペーもエロスも遠くなりにけり 郄瀬霜石
人智ゆらゆら燃料棒が燃えたがる 斎藤あまね
気がつけば豆腐の角になっている 徳永政二
ぼきっばきっと堅気になってゆく背骨 内山孤遊
特選 夕暮れの海で気泡を一つ吐く 守田啓子
宿題 「他」 吉田州花 選
逢いにゆくその他大勢だとしても 葉 閑女
黙秘する私の中にいる他人 まきこ
病院で聞くよそン家の砂の音 斎藤泰子
出発や太郎の笛も他人事 福田文音
花かぼちゃ喪中の沙汰も無く暮れる 千島鉄男
特選 うなじの他は青水無月になっている 野沢省吾
宿題 「野」 むさし 選
秀逸 踏まないで下さいわたし咲いています 豊澤かな江
牙抜ける加齢臭しか残らない きさらぎ彼句吾
原っぱになった弟探してる 横澤あや子
サバ缶を開けて無限の野を覗く 角田古錐
野になっているからわからないだろう 徳永政二
特選 野火となる女の業に火を放つ 櫛引八千代
特別選 「自由詠」 徳永政二 選
秀逸 かあさんも一日くらい鳥になる 守田啓子
なまやさしい顔はひとつもない苺 笹田かなえ
友達でいようと海が立っている 守田啓子
見たままのことを言ったらおぼろ月 笹田かなえ
乾かしてあげよう君の誕生日 倉本朝世
特選 夕まぐれしゃがんで待っているからね 濱山哲也
以上です。お楽しみいただけましたでしょうか。
七月ももうすぐ終わり。
早いものです。最近はちょっと暑さが遠のいていますが、
夏なんですよね。
ということで、夏のあれこれをそのときどきに写したものですが、
ご笑覧ください。
大好きな夏椿。
今年も逢えました♪
庭に、植えた覚えのないひまわりが咲きました。
そこに蜂が飛んできたのがなんだか嬉しくて。
虫繋がりで。
これはなんという虫でしょうか。
歩道の上に一休みしているところを踏まれたみたいで、
近くにはそろそろ蟻が寄ってきていました。
虫嫌いの方、ごめんなさいね。
今日は娘の誕生日でした。
このケーキは、娘の行きつけの喫茶店に頼んで
作ってもらったものです。
何歳になったのも名前も、個人情報に関わるそうなので、秘密(笑)
ケーキを作ってくださった「cafe×cafe」というお店は、
まだ若い女性が一人で切り盛りしています。
ケーキは甘さ控えめの、ほのぼのと優しいお味でした。
最近、また地震が頻発しています。
まだまだ油断できませんね。
ルージュ塗り動物図鑑から抜ける 玉
草いきれ木馬の首の見え隠れ かなえ